高遠延二郎ファンクラブ

*昭和ミステリの巨匠・高遠延二郎とは?*

もともとは推理小説とは無縁の分野から文筆業に入ったが、昭和12年に発表した中篇『黒猫の毒』が好評を博し、日本推理小説界に一時代を築く。

名探偵・北速水涼介と「私」こと日織諒はオーソドックスな「ホームズ&ワトスン」スタイルの探偵コンビであるが、涼介の奇行に振り回される好人物・日織の受難振りが猟奇的な事件との対比でユーモラスに活写され、今も多くの読者に愛され続けている。

ドイツ語に堪能であった高遠は東欧の名家・ルロイ伯爵家との親交も深く、『呪は死なず』『鐘楼館の殺人』『湖畔の館』などの欧州の歴史文化に関する教養に裏打ちされた本格的な「館もの」はマニアの評価が高い。

洗練された舞台背景やオカルト趣向を取り入れた華のある作風の為、映像化作品も数多い。昭和40年代には代表作が次々と映画化され「高遠ブーム」が訪れた。特に瀬戸内の島を舞台にした『忘れじの島』は印象的なヒロイン・ともえと美しい情景描写によって原作・映像化作品とも人気が高く、数度に渡り映画化・ドラマ化されている。

晩年の長い休筆と事故による早すぎる死(享年62歳)、その後訪れた社会派推理ブームなどが重なり、一時は忘れられた作家となっていたが、テレビドラマ化や映画のTV放映、ミステリ誌での特集記事などで再評価の機運が高まり、数年前の文庫による全集化により新たな読者を獲得している。


・・・という設定の、FOG日本一ソフトウェアの傑作推理アドベンチャー一柳和の受難シリーズ(『雨格子の館』及び『奈落の城』)に登場する架空の推理小説作家です。

(尚、当サイトでは混乱を避ける為に北速水のワトスンを「日織」、一柳のワトスンを「着流しさん」と記述いたします)

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