蜘蛛之巣城

本丸 About Me ムーアにおまかせ! 偽版画WORLD CANDY CANDY BOOTLEGS!!

駄文DEPOT 09/03/08〜13/04/08

珠玉の駄文集 その四十
イソノ武威 a.k.a. ITOMARU


新約「リボンの騎士」サファイア 13/04/08

手塚信者ではない自分の幸福を、しみじみとかみしめる4月の休日。
やー、
アレに比べたら『新約巨人の星』なんて、全然オッケーだよね。
まぁ、マガジンが他の梶原師の名作リメイクを虎視眈々と狙ってるっつー噂もあるのですが。
(リメイクするなら『愛と誠』を異世界ファンタジーにするとかが良いと思う)

で、これを期に『リボンの騎士』を読み返してみた。
『妖精国の騎士』は、旧なかよし版から随分エピソードをいただいてるんだな、と改めて確認(男装の麗人が祭りの夜に乙女の姿になって王子と恋を語るとか、傷ついた王子を娘姿になって看病とか)。
「男装の麗人もの」元祖ということで、『ベルサイユのばら』を引き合いに出して語られることが多いけど
「家督を相続させる為に男と偽って育てられる娘」という点では、『オルフェウスの窓』の方が直系子孫的作品と気づいたり。
トランスセクシュアルな主人公が、両性から求愛されて騒動になる・・・のは、『らんま1/2』の先祖でもあるな。

基本設定が、マーク・トウェインの短編A Medieval Romance(恐ろしい中世のロマンス/恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス/最初のロマンス/中世伝説 一篇)に似ているのでこれがモトネタかと思ってたけど、初訳は1959年らしいので、偶然の一致か?

A Medieval Romanceはこんな話。
十三世紀、老大公が治めるブランデンブルクという小国があった。
老大公は臨終の床で二人の息子にこのような遺言を残した。

もしもウルリッヒ公爵とクルゲンシュタイン侯爵双方に息子が生まれたなら、ウルリッヒの息子を世継に。
侯爵のみが息子をもうけたならば、侯爵の息子を世継に。
もしもウルリッヒにも侯爵にも娘しか生まれなかったら、ウルリッヒの娘が操正しければウルリッヒの息女を女大公に。ウルリッヒの娘が操を失い、侯爵の娘が清廉ならば侯爵の息女が女大公に。

クルゲンシュタイン侯爵の老妻にようやく子が生まれるが、赤子は願いむなしく女児だった。侯爵は娘の誕生に立ち会った者達をことごとく殺害し、我が娘にコンラートと名付けて男子として育てる。
その十年後、大公ウルリッヒも一子をもうけるが、こちらも女子であった。
コンラート二十八歳の年、老齢のウルリッヒはコンラートに公位を譲ることを決意する。

さて、この国にはひとつの旧い法があった。それは「大公の冠を戴かぬ女子が大公の玉座に座ったならば、その女子は直ちに処刑さるべし」というものだった。
クルゲンシュタイン侯爵は、公の城へ出立するコンラートに念を押す。「娘よ、そなたの位を確かにするまでは、思慮深くふるまうのだぞ」。
嘘で塗り固めた己の人生を嘆き悲しむコンラートは涙を流しながら父侯爵を諫めるが、侯爵は娘を叱責し、首都へと送り出す。
狡猾な侯爵は、娘の公位継承を確かなものにする為、更なる謀を仕掛けていた。
三ヵ月ほど前、十八になった公女コンスタンスを誘惑し、操を失わせるために、名うての放蕩者デツィン伯爵を公女のもとに送り込んでいたのだ。「これで万が一我が娘が大公になれなんだとしても、女大公になることは誰にも止められぬわい」

大公の宮殿が、美しく聡明な世継の君コンラート卿を迎えて喜びに沸き返る頃、城の一室では公女コンスタンスが涙に暮れていた。乙女の純な初恋を踏みにじり、逃げていったデツィン伯爵への怒りと悲しみと、己の愚かさに対する後悔の涙。

聡明で慈悲深いコンラートは老大公の代理として優れた政治的手腕を発揮し、公国の人望を集めていた。
内面は心優しい女性であるコンラートは、悲しみにやつれたコンスタンスにも思いやりと慰めを与えるが、それが不幸の始まりだった。傷心のコンスタンスはコンラートを愛してしまったのだ。我が娘の恋心を知ったウルリッヒ大公も、コンスタンスとコンラートの結婚を望むようになる。

公女との結婚など、絶対に不可能な事。 コンラートはコンスタンスを突き放し、厳しく拒絶する。コンラートが逃げるほどに思いをつのらせるコンスタンス。ついに彼女はコンラートのもとに押しかけて、我が身を投げ出す事すらやってのける。「おおコンラート、どうかわたくしを不憫と思って!」
あくまでも彼女を拒絶するコンラートにコンスタンスは絶望し、その愛は激しい憎しみに変わるのだった。

数ヶ月後、ようやく心の平安を取り戻したコンラートの元に恐ろしい報が届いた。
「コンスタンス公女が私生児を御出産なされた!」
我が娘の公位継承を確かなものとした父侯爵は祝杯をあげた。「デツィン伯爵はよく己が役目を果たしたとみゆる」

神聖な結婚の契りによらずして高貴の女人が子を産むのは重い罪。高位貴族が列席する中で、コンスタンスの裁判が開かれた。
コンラートは心痛のあまり病床にある大公の代理として出廷する。常のごとく首相の席に着こうとしたコンラートに裁判官は促した。「どうか、玉座にお着き下され。大公の御名における判決は、大公の玉座より下されねば正式のものとはなりませぬ」

恐怖に震えながらも玉座につくコンラート。そしてコンスタンスの詮議が始まる。
「囚人よ、ブランデンブルク大公ウルリッヒの名において、我に委譲された厳粛なる義務を行う。公国の旧き法において、汝は汝の罪の共犯たる男を死刑執行人に差し出す以外に汝の死を免れることかなわぬ。汝が赤子の父たる男の名を法廷に告げよ」
法廷を静寂が包み込む中、コンスタンスは憎しみのこもった瞳でコンラートをひたと見つめた。そして真っ直ぐにコンラートを指差して言った。
「そなたこそがその男!」


・・・さて。
コンラートが身の証を立てるために自分が女であることを告げれば、未だ大公の冠を戴かぬ身で大公の玉座に座った女として直ちに死罪。
身の証が立てられぬならば、やはり死罪。
この袋小路からどうやって逃げればよいのでしょう。

物語はここで終わっています。そうです、これはリドル・ストーリーなのです。
でも『女か虎か』よりはまだ逃げ道を見出せそうな状況設定。長編に膨らませたら、すごく面白い物語になりそう。厨と言われようが、やっぱりこういうネタって美味しい・・・のに、なんでリメイク版リボンの騎士は美味しい要素をことごとくドブに捨てるんだ。

トウェインのあらすじ説明で力尽きたので、続きはまたの機会に。


おまけのペンドラゴン 30/03/08

Lady Pendragon/More Than Mortal

TRANSFORMERS Movie Voyager: EVACが発売になったんですが、何処で購入しようか考え中。
BLISTERe-HOBBYも頼りになんないし、ヒーロー玩具研究所では8,800円、オークションでもモロモロで7,000円くらいは掛かると。
カードゲームの方も欲しいし、海外通販を考えるか・・・?立体ものの直販って、やったことないんだよな。

映画TF続編のスタッフって、前作のメンツそのまんまなんスねぇ・・・あー、もう、私がTFに求めているのは
小3男子魂であって、DT男子学生魂じゃないんだってば!ブラッド・バード呼んできてよぉ〜!!!

*

なんや知らんけど、リファを見たら最近deviantARTからのリンクでここに飛んでくる人が多少いるようで。ユーザーログインしないと入れないトコに張られてるんで、どういう風に話題にされてんだか???

前回話題にしたEruさんは、 Shojo manga style X-MenのアーティストAnzuと同じく在インドネシア。Imaginary Friends Studiosはシンガポールの会社。
OEL(Original English-language)mangaには全然詳しくないんだけど、日本も香港も韓国もスルーして、今旬なのは東南アジアのスタジオなのか?(シンガポールのビジネス界では普通に英語を使ってるから、打ち合わせしやすいんだろーな)

FScさんの経歴とか見る限り、シンガポールでのマンガビジネスって、そんなに勢いがありそうにも見えないんだけど。アメコミメジャーのMARVELやインディ大手TopCowが東南アジア若手アーティストを起用することで、これから活気付いていくことになるのかな(日本市場への参入は壁が高すぎるもんねぇ)。

私はひょっとして今、大きな歴史の転換期を見守ってたりするんだろーか。

・・・ところで、リメイク版『リボンの騎士』のお陰で、『新約巨人の星』もanime版ウィッチブレイドもShojo manga style X-Menも笑って許せる私になれました。人間、どんな逆境にもいつしか耐えられるようになるものなんですねぇ。ウフフ。単に感覚がマヒしただけかも知れんが(リボンの騎士は天広直人の萌えキャラアレンジ偽版画がビバンから売り出されてたりしてたしなぁ。もう、金にさえなれば何でもアリなんだな、手塚プロ)。


おかえりペンドラゴン 23/03/08

Lady Pendragon/More Than Mortal

社長、おっかえりなさ〜〜いっ!

昨年のインタビューで「経営に追われて創作してる時間がない」とグチをこぼしていたTOPCOWマット・ホーキンス社長ですが、

ぬわんと、今年の夏に代表作Lady Pendragonのリメイク版制作決定。シナリオも自ら執筆なさるそうで。

昨年もやったイベントだけど、ベテランライターと新人アーティストの組合せでパイロット版を競作、ファンのネット投票によってシリーズ化決定、というのを今年もやるんですね(少年ジャンプみたい)。

社長のLady Pendragonは、十年前にMAXIMUM PRESSImage Comicsで出してたやつの続編ではなく、仕切りなおしのリメイク作品。

アーティストはImaginary Friends Studios所属の新人EruAmericanime Productionsで何作か描いてるそうですが・・・。
deviantARTEruを検索してみたら、デスノのLのファンアートが大量に引っかかって苦笑しちゃったけど、本人はerufan名でアカウントとってました。
Universal Fighting Systemという、カプコンやSNKのカードゲームのイラストの仕事なんかをやってた人・・・てか、素でジャパニーズ格ゲーオタだよこの人。コメントで語りまくってるよw

バ抜けた上手さは感じないけど、今風のotaku絵だねぇ。
でも、新ペンドラゴンのスケッチだと、あっさり目のアメコミ絵って感じだ。あんまり前作との差別化が出来てないのはいかがなモンだろう(決定稿までに大胆に変わってる可能性もあるが)。

Lady Pendragonはチューニングをちょっといじって、絵柄の装飾性強化+ロマンス要素投入をすれば、最強のフィメール・リード・タイトルに化けると常々思っていたんだよね。このタイトルを死蔵させとくのは惜しい、女性作家と組んで、shojo-mangaスタイルでリニューアルしてくれないだろうか・・・と思ってたんで、今回のリメイクの方向性はどうなんだろ。

私の好みだと、 More Than Mortalとのクロスオーバーで作画担当したDan Nortonに描いて欲しい気持ちもあるんだけど・・・ノートンの絵は今はもう流行遅れになっちゃったし。ベースのジム・リー系にmangaが入ったスコットキャンベル風の絵柄なんだけど、装飾性の高い画面作りのできる人で、女性向作品を手がけたらブレイクしそうだと思ってたんだけどなぁ。

リメイク版のシリーズ化には成功して欲しいのでネット投票に参加したいところなのですが・・・投票はMySpace メンバー限定って。社長、この私に
マードックに魂を売れとおっしゃるのですか?しくしくしく。

あと、NEWSARAMA のインタビューでは日本でDarknessのアニメ化企画が進行中とおっしゃってますが、またGONZOなんですかぁ?はぁ〜ぁ(タメ息)。Witchbladeのアニメは 首藤剛志さんにアレンジして欲しかったなぁ。カッコ良い大人の女性を描かせたら天下一品の脚本家だし、全米No.1ヒットのポケモンのライター(アニメスタイルのコラムがいよいよ問題のポケモン裏話に突入して、毎週ドキドキだ)という売りもあるし。
anime版ウィッチブレイドの評判って、向こうではどうなんだろ。大ヒットとは程遠い印象だけど。 アメコミ読まないotaku層に対するタイトルの認知という意味では貢献したんだろうけど・・・。

何にせよ、今年の夏はTOPCOWに注目ということで。

おもいではセピア色 22/03/08

やっと風邪治った。ふぅ。
んな訳で、
DS美文字トレーニング(だって悪筆なんだもの〜。むしろ硬筆版を出してくれぃ)と一緒に予約買いしていた12Riven -the ψcliminal of integralをやっとこさクリアしました。

感想は・・・設定や筋立て自体は相変わらず面白かったんですが、ゲーム性は後退したなぁと。
事実上、ほぼ一本道のシナリオ×3みたいなんですよね。難易度低ぅ。
前回のRemember11 -the age of infinity-の難易度がよっぽど不評だったんか。TIPSも無くなってるし(楽しみにしてたのにぃ〜)。END数も拍子抜けするほど少ない。
ひぐらしみたいなのがヒットするご時世だからねぇ。あるいは現体制では本筋以外に労力を割けなかったのか。

イベント絵の作画にバラつきがあるのも、ちょっと興ざめ。
でも、それが期せずしてミスディレクションになってたりするから侮れないんだけど(それ以前にオタ絵の記号性そのものがトリックになってるというか)。

あと、キャラクター描写からアクが抜けたなぁ。今までは、好き嫌いはともかくとしてあのエキセントリックな描写がメリハリになってたので、今回ちょっと引きが弱い感じがした(あれは相方さんの方の個性だったのか)。
このシリーズって、ベースに往年の剣乃ゆきひろ作品へのリスペクト的な要素が感じられるんだけど、特に今回の設定はそれが顕著なので、語り口のあっさり加減が喰い足りなく感じたのかも。

う〜ん、面白かったことは確かなんだけど、どうにも褒めきれないというか。Remember11 があまりにもツボだったんで、期待が大き過ぎたか(リメンバーのドラマCD買っちゃおうかなぁ)。

や、否定的な意見ばかり書いてしまいましたが、基本設定の前作を超えたトンデモ振りは堪能させてもらいましたし、男主人公には萌えましたし(一見特撮ヒーロー風の基本デザインなのに○×△◎・・・なんだもの)、大手町の難儀にも程がある三角関係にも色々想像力を刺激されたし、ライプリヒの黒幕も出てきたし(Ever17の皆さんは、あんなでかい組織の追跡から逃げ切れたんでしょうかね)で十分楽しめる作品ではありました。

・・・が、他人には勧めにくい作品なんだよなぁ、ぶっちゃけ(苦笑)
付記)ディスカッションする相方さんがいなくなってしまったのは、やはり大きかったか。自分に駄目出しするのって難しいもんね。


残念ながらナイアガラ 09/03/08

頭いたいよ。舌ベロいたいよ。

でも、こんだけは言っとかなきゃ

広川太一郎さんのご冥福をお祈りします。
予約してた『吹き替え版モンティ・パイソン』が届いてウキウキしていた矢先に・・・。
喪失感が大きすぎて、言葉が出てこないや・・・。

検索中にアメリカの生頼範義ジョン・アルヴィンさんの逝去も知って、こちらも軽くショック。