珠玉の駄文集 その三十
イソノ武威 a.k.a. ITOMARU 世界の料理ショー 06/02/07
ひとりWikiシリーズ。
別に保護処理されてる訳ではないけど、うまく記事にまとめられなかったので、とりあえず自分とこに書いておく。
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「世界の料理ショー〜食通入門(The
Galloping Gourmet)」は1974年2月28日から1978年12月29日まで、東京12チャンネルで、日曜朝9時から(途中で午前11時30分に変更)放映された。
日本語版制作は東北新社。
グラハム・カーGraham
Kerr の初代吹替・浦野光インタビュー
(平凡社『QA』1991年2月号掲載)
「ぼくが声を担当していたころは、東北新社のディレクターの川村常平さんと翻訳の小川裕子さんで、日本語版を作ってたんですけど、翻訳の小川さんがこの番組に惚れ込んでいましてね。
外国のギャグなんて、そのまま翻訳しても日本では通じないもののほうが多いから、ストーリーに合わせていろいろアレンジしてくれたんですよ。
それでもまだ、グラハムの口と台詞が合わない部分が出てくるんです。
そこで、番組のスタッフロールにスティーブっていう監督の名前が出てくるんですが、こいつを使って台詞を作ろうということになりましてね。
ですから日本語では、『だめじゃないか、スティーブ!』とか言ってますが、実際の作品にはそんな台詞はないわけですよ」
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グラハム・カーの公式のプロフィールは、Wikipediaの記述通りだが、もう一つの根強い説がある。
実は、彼はカナダの大道芸人で、料理の特訓を3ヶ月うけてからこの番組に出演したというもの。
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上記インタビュー掲載の記事によると、91年当時の近況では、
「グラハムは『テイク・カーTake
Kerr』(1974) に出演後、新興宗教に凝り、現在はカナダの山奥で教祖として暮らしているため、すでに芸能界を引退。取材も一切受けつけない」
というものだった。
公式のプロフィールによると、カーと夫人は自動車事故の後遺症により番組を終了、その後夫人の病をきっかけにヘルシー路線に転向したことになっているが、別雑誌の記事によると、カーの肥満とアルコール依存症が原因で一時芸能界引退、後にオーガニック食を重要視するニューエイジ系思想によって体調が回復し、カムバックしたとなっていた。
英語版Wikipediaでは、事故後キリスト教信仰を深めたカーは、『テイク・カーTake
Kerr』では番組の合間に聖書の引用をするようになって、賛否両論の末番組終了・・・というような記述もある。
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自動車事故がきっかけで健康を害して身を持ち崩したが、キリスト教系新宗教にハマり、飲酒もやめてヘルシーフード信仰者になった・・・ということだろうか?????
情報が錯綜していて断言できないのだが・・・。
スチームTF 28/01/07
タカラトミーのツンデレコンボイワンセグテレビ(違)にあらぬ妄想が止まらぬ今日この頃。
久方ぶりにアメコミ原書新刊を買いました(円安がにーくーい〜〜)。公式サイトのデザイン画を見て以来ワクワクしていたTransformers:
Evolutions Hearts of Steelです。
世界設定はG1、舞台は産業革命期の米国。
有名地球人キャラでは、マーク・トウェインとジュール・ヴェルヌ、アメリカ建国神話の伝説上の人物ジョン・ヘンリーが登場。水面下ではピンカートン探偵社も活動しています。
ジョン・ヘンリーが鉄道建設現場でがんがんハンマーをふるっていると、その騒音で休眠中のバンブルが目覚めてしまう。偵察に地上に出たバンブルは蒸気機関車にトランスフォーム。なんでかヘンリーの鉄道建設を手伝うことに。
同じ頃、発明家トビアス・マルドゥーンの潜水艦の運用実験の余波で?目覚めたスタースクリーム。言葉巧みにトビアスを騙して自分の計画に協力させます。工場建設資金調達のため、列車強盗にいそしむインセクトロン達。
スタスクの企みを知ったトビアスがトウェインに助けを求める一方、悪徳資本家が利権目当てにスタスクの計画に参入。
ニューヨーク では、大規模な発電所が建設されている。そのエネルギーを利用してメガトロンを出し抜こうと企むスタースクリームは、アストロトレインで東部へと向かう。それを阻止せんとするオートボッツとトビアスら地球人たち・・・というのが概略。
こじんまりまとまったミニシリーズ。竜頭蛇尾感は否めない(当初5回シリーズのはずが4回に縮められたそうだ)。
完全パラレルワールドにした方が余程のびのびと設定を生かせるのに、G1の流れに置いたせいで、なんだか不自由な感じ。 あのデザイン画を見たとたん脳内でばーっと広がった、目くるめくスチームパンクTFワールドをビジュアル化して欲しかったな。
話の流れからすると、この後「ニューヨーク編」があってもおかしくないのに、バンブルたちはまた休眠に入っちゃうのよね。デザイン画のちょーカッコイイGiant
canon メガトロン様も出番なし。コンボイもちらっと顔出しするだけ。
なんか、今年公開の映画版との兼ね合いで、ハスブロの方から「パラレル設定ものは新規の観客が混乱するからしばらく出すな」というお達しがきたらしい。
そんな事情じゃ、ギャラクシーフォースのコミック版なんか絶対無理・・・(涙)。
とかいう以前に、向こうのマニアにはCybertronは評判悪いみたいなのよ。やっぱり、無理やりEnergonから繋げたので違和感ありまくりの上、翻訳もやっつけで吹き替えもヘタだったらしい・・・(涙、涙)。
中世や産業革命期に人知れず活躍するEvacとCrosswiseを見たかったよ・・・。
今回のHearts of Steelでは、スカージ(?)が飛行船に変形するんですよ。列車の貨物部の天井がカパっと開いて、ムクムクムクと飛行船の気嚢が膨らんで、上昇しながらロボットがゴンドラ部に変形するシーン。この場面の為だけにでも買ってよかった〜!と思うくらいシビレた。ライブコンボイの過去の形態もこんな感じだったのね。クラシックカーに変形するオートボルトとかも見たいよ〜。めそめそ。
トゥインキー・ディフェンス 17/01/07
カートゥーン横丁さんに情報提供したついでにwikiの編集をしようかと思ったら、例によって例のごとく編集合戦で保護処理中なので、こっちに書いときます(Wikipediaもうアカンな)。
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1978年11月27日、サンフランシスコ市長ジョージ・モスコー二 George
Mosconeと市評議員ハーヴェイ・ミルク Harvey
Milk が殺害された。
犯人は同じサンフランシスコ市評議員のダン・ホワイト Dan
White。
三十八口径のスミス&ウェッソン・チーフス・モデルを隠し持ったホワイトは、金属探知機を避けて窓から市庁舎に侵入。市長室でモスコーニ市長に通常弾二発を発射し、倒れた市長の傍らに膝を付いて、至近距離から更に頭部に二発を撃ち込み止めを刺した。
ホワイトは銃をホロウ・ポイントのダムダム弾に装填し直し、ミルク評議員を個室に誘い込むと、ミルクの背後から四発のダムダム弾を発射。更に倒れた被害者の頭部に止めの一発を撃ち込んだ。
敬虔なカトリックであるホワイトは、電話で呼び出した妻と伴にセント・メアリーズ大聖堂で祈りを捧げた後、自身のかつての勤務先である警察署に自首した。
ハーヴィ・ミルク議員は、アメリカで初めて同性愛者であることを公表した議員であり、モスコーニ市長もリベラル派の政策を推進していた。
一方ホワイトは保守派の議員であり、ゲイ差別禁止条例に対し反対票を投じていた。また、警官時代にも警察内部の公民権運動を潰す活動を行っていた。犯行の状況から判断しても、同性愛者に対するヘイトクライムであることは明白だった。
巷説では、この裁判において弁護側証人として喚問された精神分析医マーティン・ブラインダー Martin
Blinderが、「容疑者は糖分過剰摂取で脳の科学的バランスが崩れ、 精神の不安定が引き起こされた」と「論証」したとされている。
(英語版Wikipediaによると、ブラインダー医師の実際の主張は「フィットネスマニアとして知られていたホワイトがジャンクフードを多量に食べるようになったのは、彼の精神状態が普通でなかった証拠である」というものだったらしい)
この際、コーク、カップケーキ、チョコレートバー等とともに、ホワイトが常食していたとして名を挙げられたのが、Hostess社のスポンジケーキ「トゥインキースTwinkies」。
twinkieが俗語で「おかま」の意味をもつ為か、このゲイ議員殺害裁判の抗弁を「トゥインキー弁護(Twinkie
defense)」と呼び、転じて「犯罪の原因を当人の主体性ではなく外的要因に求める理論」「責任転嫁」をも指す言葉となった。
この裁判の陪審員は十二名全員が白人のストレート、うち過半数は保守的な初老の女性であり、元警察関係者二名が含まれていた。にもかかわらず、検察側は陪審員の交代を要求せず、ホワイトの同性愛者憎悪の背景にも言及せず、「トゥインキー弁護」に対してもまともな反証はなされなかった。
また、検察側主任捜査官が、法廷では弁護側証人として情状証言を行い、ホワイトの犯行を支持する発言まで行ったが、それに対する検察側の反対尋問もなかった。
サンフランシスコ州の刑法では、公僕の殺害に対しては死刑ないし終身刑を求刑できるはずだった。にもかかわらず、判決はわずか七年六ヶ月の禁固刑。「トゥインキー弁護」が決め手となり、ホワイトの心神耗弱が認められた結果だった。
判決直後、アイリッシュ、イタリアンのカソリック保守派が多数を占める警察・検察組織の偏見に基づいた不当判決として、ゲイ団体とリベラル派市民による5,000人規模の抗議デモが行われ、市庁舎に進入したデモ隊による打ち壊しにまで発展した。
模範囚であったホワイトは、投獄後五年一ヶ月と九日にして刑期満了前に仮釈放された。ホワイトはゲイ活動家による報復私刑におびえながら身元を隠して生活していたが、1985年、一酸化炭素中毒による自殺をとげた。
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アメリカン・トゥーンには、「砂糖を食べた子供が興奮して暴れる」ギャグがしばしばでてきます。多分モトネタはこのトゥインキー弁護のトンデモ理論だろうと思っているのですが・・・。
付記)シュガー・ハイ症状(Sugar-high)という俗語もあるそうです。
今回改めて調べるまでは、私も巷説通り、問題の精神科医は
「甘いお菓子の食べすぎで精神状態がおかしくなった」という弁護をしたのだと思っていました。
(ホワイトの自殺を報じた『TIME』誌の記事でも、「糖分の多いジャンクフードの過剰摂取で重度の精神障害が悪化したという、いわゆる『トゥインキー弁護』で心神耗弱による犯行を主張した」という記述だったそうですし)
しかし英語版Wikiの記述が確かならば、
「犯人が甘いお菓子を過剰摂取していたのは、心神喪失の証拠である」
→「犯人が甘いお菓子を過剰摂取していたのが、心神喪失の判決の決め手になった」
→→「犯人は甘いお菓子を過剰摂取していたせいで、心神喪失になった」
・・・と伝言ゲーム式に都市伝説化したということなのでしょうか??
犯行時のホワイトがかなりイッちゃってたのは確かでしょうが、現在の目で見ると、人格障害が挫折感から暴走したって感じだなぁ。
それが、アイリッシュ&イタリアンのカソリック旧市民及び警察・消防士のマッチョ意識と、リベラル派&有色人種移民層&高所得ゲイ・カップルの公民権運動の対立という政治状況のお陰で、自己正当化にターボがかかっちゃったと。
もとの事件がどういうものにせよ、実際の医師の弁護がどういうものであったにせよ、後世「トゥインキー・ディフェンス」は、「責任逃れのこじつけ弁護」の代名詞として定着することになるのだから、世の中って面白い。
出典: 光文社『EQ』連載 「アメリカの罪と罰」(枝川公一) JUL.'86
No.52「サンフランシスコの暗い朝」
(↑この連載は、『現代アメリカ犯罪全書 』、『ニューヨーク世紀末―究極の人種都市はどこへゆくのか 』の二冊にまとめられています)
オマケ。私等アメコミ者にとっては、Hostess社のお菓子といえば、コミックブックの合間に挟まる牧歌的な広告なんですがね。
("APPLE! LIGHT TENDER CRUST." " CHERRY! REAL FRUIT FILLING."とか言いながら、海中でうれしそうにフルーツパイを食べている
MANTA-MENがいとおしいぞ)
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